うつ病の接し方>昼夜逆転は是か非か！？-3年寝太郎を教訓に

うつ病に限らず、色んな病気を治す際によく言われる、規則正しい生活のすすめ。
うつ病は睡眠に障害がでることが多いため、昼夜逆転になりがちです。

また家族の方からの質問でも、昼夜逆転はいいのか駄目なのかよく問われます。
これは是か非かと言われれば、私は「OK」だと答えます。
と言うか、うつ病の最優先事項は、本人の心の負担やストレスを取り除くこと。
早起きするのがストレスと感じる場合は、無理に修正する必要はありません。
自然にストレスを感じない生活をさせていたら、いつの間にか昼夜逆転していたという場合、
恐らくは本人の心理的ストレスが少ない時間帯が夜中なので、自然とその時間起きているようになったのでしょう。
また対人恐怖症や、世間体を気にしている場合は、昼間家で起きているだけでも苦痛を伴うこともあります。
そういった場合も、まずはストレスを減らすために、昼間寝たいだけ寝させてあげてください。

規則正しい生活は、心のエネルギーがある程度貯まってからでいい、と私は考えます。
昔話に「3年寝太郎」というのがあります。母親を失って悲嘆にくれた挙句に、ずっと寝たままになる
寝太郎が、3年も過ぎたある時ふと起きだして金儲けの妙案を村人に教える…という話ですが、
私の予想するに、これは今でいううつ病の状態だったのではないでしょうか。

人間、悲劇的なことがあれば3年も寝たきりになることも必要だ、でも心配はいらないよ…
という昔の人なりに気付いたうつ病の教訓に思えてなりません。

うつ病と並んで昨今知名度が上がった精神疾患に、ボーダーライン症候群（境界性人格障害）　http://borderlineer.web.fc2.com/　があります。
この人格障害は抑うつ状態を併発することもありますので、うつ病と混同される場合も多いので、ご注意ください。

うつ病の発症から、病気を受け止め、治療に臨む過程は、末期がんを宣告された患者の心理に似ている、とよく言われます。中にははっきり「がんよりもうつ病の方が辛い。だってがんはもう治りうる病気になりつつあるから」とおっしゃる方もいます。がんについてはこちら　http://gantiryouhou.web.fc2.com/　のサイトをご覧になってください。

あなたの心は元気ですか？心の病は誰でもかかるものです。
うつ病、パニック障害、境界性人格障害、どれも生きることがつらくなる重い病気です。
あなたは1人で悩んでいませんか？

9年間、心の病気を抱えた私が語る、あなたを助ける魔法の言葉50選
http://menheru.jp/