うつ病の接し方>うつになりやすい人の思考の癖とは？

うつ病に罹りやすい性格は述べましたが、加えて思考・認識の癖もあります。
以下がうつ病を発症しやすい認識の癖です。
・他人や社会と自分を比較する
・自責の念が強い
・〜すべき、という責任感がある考え方をする
・いやな過去を思い出してしまう
・欲にきりがない

これらは性格の所でもあてはまったように、長所と表裏一体なのがややこしい点です。
うつ病の人は言わば、このような考え方で自分に悪い暗示をかけている、とも言えます。
考え方はその人の育ってきた背景や、学校教育などに大きく左右され、また時間をかけて形成されたものなので、
中々修正は難しいです。
こういった認識の歪みを矯正する治療方法が、認知行動療法です。
簡単に言うと自分の認識や行動を日記風に記録し、歪みがないか、違う考え方はできないか、
客観的に評価し可能であれば修正した認識を記述します。
そして認識を変化させた結果、どう気分が変わったかも記しておきます。
こういった記録を繰り返すことによって、少しずつうつ病に罹りやすい考え方を修正していきます。

欧米では盛んに治療に組み込まれています。
またwebサービスに無料で提供されているものもありますので、家族の方は本人に勧めてみてください。

うつ病の発症から、病気を受け止め、治療に臨む過程は、末期がんを宣告された患者の心理に似ている、とよく言われます。中にははっきり「がんよりもうつ病の方が辛い。だってがんはもう治りうる病気になりつつあるから」とおっしゃる方もいます。がんについてはこちら　http://gantiryouhou.web.fc2.com/　のサイトをご覧になってください。

あなたの心は元気ですか？心の病は誰でもかかるものです。
うつ病、パニック障害、境界性人格障害、どれも生きることがつらくなる重い病気です。
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