うつ病の接し方>うつ病にとってブログやSNSは是か非か！？

うつ病患者さんの家族から良く受ける質問で、インターネットやブログ、SNSに夢中になるのはどうか？
というものがあります。
夢中になり過ぎて生活のリズムが狂ったり、社会復帰が遅れたりするのではという懸念ですが、
うつ病の患者さんは孤独感と絶望感にさいなまれています。
ですから一人でもその気持ちを共有できる方が多い方が、治療は速やかに進みます。
その共有の気持ちが持てるのであれば、実社会であろうがインターネットであろうが関係はありません。

むしろ夢中になれるものがある、ということを歓迎すべきでしょう。
うつ状態がひどいと、何事にも興味が持てなくなります。
そのひどい状態からは脱した、という目安にもなるでしょう。
また、インターネット上では自分でサイトやブログを運営し、貴重な情報を発してらっしゃる方も大勢います。
そういった方の意見は、医学書には載っていない貴重な情報になります。

参考にして自分の治療に取り入れてみるのもいいと思います。
またパソコン操作に慣れていれば、在宅の仕事なども探しやすいです。

うつ病の発症から、病気を受け止め、治療に臨む過程は、末期がんを宣告された患者の心理に似ている、とよく言われます。中にははっきり「がんよりもうつ病の方が辛い。だってがんはもう治りうる病気になりつつあるから」とおっしゃる方もいます。がんについてはこちら　http://gantiryouhou.web.fc2.com/　のサイトをご覧になってください。