うつ病の接し方>好きだった趣味をやらしてみては？

うつ病と並んで昨今知名度が上がった精神疾患に、ボーダーライン症候群（境界性人格障害）　http://borderlineer.web.fc2.com/　があります。
この人格障害は抑うつ状態を併発することもありますので、うつ病と混同される場合も多いので、ご注意ください。

うつ病の方が病に臥せっている時、周囲の家族は心配になってはっぱをかけようとします。
「仕事や家事の手伝いはできないけど、好きだった趣味ならいいだろう」と趣味を強要すこともしばしば見受けられます。
これも結論から言うと「本人がOKならOK。NOならさせない方がいい」です。

趣味だから楽しい筈、と周囲は考えがちですが、うつ病が酷い場合はそれすらもできません。
できないとなると患者は「昔は楽しめたのに、楽しめないなんて情けない、駄目だ」と自分を責めてしまいます。
これでは余計にうつを悪化させてしまいます。
同様に折角休養しているのだから、どっか温泉でも…と旅行に誘いたい方もいるでしょう。
これも基本的にNGです。うう病でよくないのは急激な環境変化。
そして旅行などに行くと、楽しめない自分を責める可能性が大いにあります。
旅行先で悪化し、日程をぶち壊してしまうことになっても、うつ病の方は自分を責めます。

このように、旅行や保養はリスクが高い行動になります。
うつ病が良くなってから誘うのがいいでしょう。

うつ病の発症から、病気を受け止め、治療に臨む過程は、末期がんを宣告された患者の心理に似ている、とよく言われます。中にははっきり「がんよりもうつ病の方が辛い。だってがんはもう治りうる病気になりつつあるから」とおっしゃる方もいます。がんについてはこちら　http://gantiryouhou.web.fc2.com/　のサイトをご覧になってください。

心の病気は、何が原因で心身の不調を引き起こすのかを知って、その原因となるものから遠ざかることで治る場合もあります。
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