うつ病の接し方>「こんなに助けてあげているのに…」家族が陥りやすい心理状態

うつ病患者を面倒見る家族が陥りやすい心理があります。
「こんなに助けてあげてるのになんで…」こう言って途中で世話を投げ出す家族が何と多いことか…
うつ病患者の世話を途中で投げ出すと、全て台無しどころかマイナスになることが多いです。
病状が悪化するケースを今まで何例も見てきました。
面倒みるなら最後まで、見ないのなら最初から、繰り返しになりますが、これを憶えておいてください。

そして従兄弟のお姉ちゃん、弟と看病し、挙句自分も言わば燃え尽き症候群による軽いうつ病に
かかった経験があるので断言できますが、間違いなくつらいのは患者さん本人です。
看病の辛さの比ではありません。ですので一番辛いのは本人なんだということを忘れないでください。
それでも辛い場合は、決して本人を責めずに、また放棄もせずに家族会やインターネットを通じて、
同じ悩みを経験した人に助言や助けを求めましょう。

今は情報が見つけやすいので、比較的簡単に見つかります。
世間体が気になるようなら、偽名でもハンドルネームでも構いません。
経験者の方との交流・情報交換をトライしてみましょう。

うつ病の発症から、病気を受け止め、治療に臨む過程は、末期がんを宣告された患者の心理に似ている、とよく言われます。中にははっきり「がんよりもうつ病の方が辛い。だってがんはもう治りうる病気になりつつあるから」とおっしゃる方もいます。がんについてはこちら　http://gantiryouhou.web.fc2.com/　のサイトをご覧になってください。

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