うつ病の接し方>とにかく本人を信用してあげること。信用＝薬と思って！！

うつ病の特効薬に、「共有」「共感」に加えてもう一つ重要なものがあります。
それは「信頼」です。うつ病になった人は、常に自分の存在に疑問を持っています。
「自分は世の中に一つも役にたってないのではないか？」
「自分の存在は、家族にとって足を引っ張っているだけではないのか？」
「自分はいない方がいいのではないか？」
その疑問を打ち消してあげるには、他人または家族の信頼が一番効果的です。

家族の信頼は得てして当然のもの、慣れ親しんだものになりがちなので、できれば他人からの
信頼がより効果的です。
これはうつ病の専門書などには掲載されていませんが、私が接してきた患者さんでまれに神がかり的
直感が冴えわたる人がいます。こういうと変な話に聞こえるでしょうが、実際あります。
遠くの友人の不幸を言い当てたり、職員の出身地を言い当てたり、人の考えがお見通しになったり…
あくまで私見ですが、うつ病の患者さんは外部の情報のほとんどに興味を失ってしまい、
記憶に残る情報が通常の時と比べて非常に少なくなってしまいます。

少なくなったからこそ、手に入る情報で世の中や周囲を見ざるを得ない、結果的にそれが
感覚が鋭くなったように見えるのだと思います。
思えば我々の日常生活は情報の洪水で、メディアはあらゆる手段を使って消費者に偏見を持たせます。

その洪水から一歩身を引いたうつ病患者さんは、偏見なく社会や人の話を聞きます。
結果、真実に近い意見が出てくるのでしょう。怪我の功名ですね。
ですから偽善の信用は見抜かれます。心から信用してあげてください。

あなたの心は元気ですか？心の病は誰でもかかるものです。
うつ病、パニック障害、境界性人格障害、どれも生きることがつらくなる重い病気です。
あなたは1人で悩んでいませんか？

9年間、心の病気を抱えた私が語る、あなたを助ける魔法の言葉50選
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