うつ病の接し方>ドクターショッピングは２件まで

精神科の門を叩く患者さんの中には、自分が納得できる病気が見つかるまで、または自分にとって
都合がいいお医者さんに出会うまで、病院を転々とする人がいます。

この行為はドクターショッピングと呼ばれる行為で、しばしば見られます。
中には40件もお医者さんを換えた例もあります。
しかし、こういった行為は、全く意味がありません。
よくあるパターンは、学校や会社を休みたいがために、仮病を訴えて病院に行ったものの、
休みが必要な精神疾患が見つからなかったため、見つかるまで病院を探すというパターンです。
これは真剣に精神的な病を持つ人を冒涜する行為です。日本て平和ですね。
現在は街を歩けば、メンタルクリニックの看板をやたら目にする時代です。
こういった精神科の敷居が低くなったのはいいですが、こういった弊害も起こるわけです。

しかし初めて精神科の門を叩くということは、やはりかなり抵抗があり、情報もどうやって探せばいいか
分からない時もあるでしょう。
一般的にドクターショッピングは3件までと言われています。
ですが私の経験上、3件かかってしまうと患者さんに迷いが生じて、速やかに治療に入れない
という例をよく見てきました。

ですので2件まで、と心得ることをおすすめします。最初にかかってみて、あまりピンとこなければあともう一軒だけ。
そしてその二件の中から、自分に合いそうな病院で治療を始めましょう。
これはがん　http://gantiryouhou.web.fc2.com/　の病院選びの時にも使えるルールです。

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